今週の注目記事 「反原発ヒーロー『山本太郎』に私は無理矢理乱暴された!」(「週刊新潮」8月15・22号) 「現役ヤクザが衝撃の告白!!『俺は飛鳥涼に3年間シャブを売った』」(「FLASH」8月20・27日号) 「田中将大15連勝を支えた 里田まい『あげまんレシピ』全公開」(「週刊文春」8月15・22号) 「AKBグループ宮澤佐江に熱愛発覚!」(「週刊文春」8月15・22号) 「裸の女王様 吉永小百合が葬り去った『多情交友』の履歴書!」(「週刊アサヒ芸能」8月15・22号) 8月8日に「J:COM」がやっている「J:テレスタイル」という昼の番組に出てきた。吉永小百合について語ってくれというのだから出ないわけにはいかない。 ゆりかもめで「テレコムセンター駅」まで行ったが、暑いこと。着くまでに命を消耗してしまった。 番組は、吉永小百合へのインタビューで、彼女自身がターニングポイントになったと思う映画を5本挙げて、それに私が感想を述べるというものだった。彼女が挙げたベスト5は、渡哲也と初めて共演した『愛と死の記録』。4位が吉永小百合が殺人犯になる女を演じ、セックスシーンもふんだんにある(本当は思わせぶりなだけだが)『天国の駅』。第3位は高倉健と初めて共演した『動乱』。2位はなかにし礼原作の『長崎ぶらぶら節』。1位はNHKのテレビドラマ『夢千代日記』だが、確かに映画よりもこっちのほうがずっといい。 私に不満だったのは、われわれ由緒正しいサユリストが選ぶであろう、彼女のベスト『泥だらけの純情』『キューポラのある街』『愛と死をみつめて』、それに寅さんの『男はつらいよ 柴又慕情』が一本も入っていないことだ。 チャンネル銀河というところで吉永小百合特集をやるので、それに沿った映画を選んだから仕方ないのだが、私には不満の残る作品ばかりである。 彼女の映画は大きく分けて、20代までとそれ以降とに分けられる。10代最後は『愛と死をつめて』だが、いい作品はこちらに多い。 20代以降は伴侶にも恵まれず(これはこちらの僻みだが)、作品にも恵まれていない。先日の『北のカナリアたち』など惨憺たる出来であった。もともと彼女は演技がうまいわけではない。20歳まではそれでも地がそのまま演技になっていて、それが素晴らしかったのだが、後年は吉永小百合そのままで出ている寅さんの第1作はいいが、その他で演技力を見せているのは『天国の駅』ぐらいのものだろう。 アサヒ芸能でお騒がせ作家・中平まみ(かつて彼女の父親が『泥だらけの純情』『光る海』など吉永の主演作を監督した中平康だったため、吉永小百合とは親しかった)が「近年の彼女は、平板でただおとなしく演じているだけで、ハットさせる魅力がない」と言っているが、この点に関しては彼女の言う通りである。 アサ芸のタイトルはおどろおどろしいが、中身はさして新しいことがあるわけではない。 かつて吉永とロマンスの相手として噂されたのは山本學、山本圭、浜田光夫、中尾彬、加藤剛、石坂浩二、渡哲也などがいるが、中平はこう言う。 「山本學・圭兄弟への思いは相当強かったでしょうね。新劇系の人には弱いから。加藤に対しては『なんて立派な顔の人だろうと思った』と言い、好きだという気持ちは伝わっていたものの、婚約者がいた加藤は困惑していた、と」 私が知る限り一番熱烈に愛し合ったのは渡であったが、両親の猛烈な反対に遭い、あきらめざるを得なかった。渡が結婚したときは三日三晩泣き明かした末に、ひとりでヨーロッパ傷心旅行に出ているという。 親への反発があったため、28歳の時、15歳も年上のテレビディレクターと結婚してしまうが、私が思うに、この結婚は小百合のイメージを損わなかったという意味では、よかったのではないか。 だが、結婚後の彼女の映画には見るべきものは少ない。 中平は吉永小百合に向けて、こんなメッセージを寄せている。 「『奥の院』にひっそり納まらず、貴女の本領であった天衣無縫、自由奔放とおきゃんな部分を取り戻し、本当の復活を!」 68歳の吉永小百合には、もはや失うものなどないはずである。自分をさらけ出し、これまで出し惜しみしてきた演技力を全開にした映画を見てみたいものである。彼女にはそれができるはずだ。サユリストからの切なる願いである。 文春一手販売のAKB48スキャンダルは、今週も好調である。「ゲンキング」の愛称で親しまれている宮澤佐江(22)。6月の総選挙では6万5,000票以上を集め、見事10位にランクインした。それまで上海のSNH48とAKBの兼任だったのを、自ら「SNH一本でいきたい」と発言したという。 現在AKBは全国ツアーの真っ最中だそうだが、札幌ドーム公演では空席も目立ち、さすがのAKBも国内での人気は頭打ちの感があると文春が書いている。 そこで運営側が期待を寄せているのが、中国市場。宮澤は期待の星なんだそうだ。 その宮澤に「熱愛発覚!」したのだから、運営側は頭が痛いことであろう。お相手は深澤辰哉(21)。通称“フッカ”といわれるジャニーズJr.の一員で、人気ユニット「Snow Man」のメンバーである。 交際は約1年になるという。 「交際は“ガチ”ですよ。佐江の通った高校には、一つ下にフッカと同じユニットの親友・渡辺翔太(20)がいました。彼は指原をはじめAKBメンバーと仲がよくて、佐江も彼から紹介されて、二人は繋がった。(中略)今じゃ、二人は金のペアリングをしたり、同じメーカーの銀のブレスレットを身に付けたり。内緒にしているつもりでも交際はすぐ身内に広まりました」(深澤の友人) グラビアにも深澤が宮澤のマンションに出入りし、一夜を過ごしたのではないかと思われる二人の写真が掲載されている。 恋多きAKBメンバーにとって「恋愛禁止」などどこ吹く風のようである。 開幕から新記録となる16連勝(文春の記事作成時点では15連勝だった)と快進撃を続けている東北楽天ゴールデンイーグルス・田中将大投手の妻は、「あげまん」だという文春の記事。 イチローの奥さんが作るカレーは有名だが、元おバカタレントの里田まいは、田中のためにスポーツに役立つ食事学を学び、昨年春にはジュニア・アスリートフードマイスターの資格を修得しているという。 もともと里田は料理のイロハも知らなかったのに、勉強熱心で、今では腕前はプロ級だそうである。料理教室の関係者がこう話している。 「高タンパクで良質な筋肉を作る鶏肉のレパートリーが多く、鶏肉ハンバーグとチキンステーキはお店に出せるレベル。出し方にも気をつけているらしく、生野菜、スープ、主菜、炭水化物、という順に食べると体が効率よく栄養素を吸収するので、その順に、コース仕立てで出すこともあるようです。あとは、おニ人ともご飯が大好きなようで、土鍋で炊いたりして、かなりこだわっている感じです」 里田は3年前から佐渡島で「里田米」プロジェクトをスタートし、自ら田植えや稲刈りをしたものを「里田米」として販売しているそうだ。 5つ年上の姐さん女房が田中の力の原動力だとすれば、来季、大リーグに挑戦しても十分闘えるだろう。楽しみだ。 先週の文春の人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKAがクスリ漬けだという「シャブ&飛鳥」はタイトルもさることながら、内容的にも衝撃度はすごかった。 記事に対してASKAの所属事務所側は8月1日、公式サイトでこう発表した。 「報道内容は事実に反しており、大変遺憾です。弊社としてはこれらの報道に対し、厳重に抗議します」 「厳重抗議」ではなく、事実でないのなら文春を告訴すべきであろう。ASKAの音楽生命が絶たれるかどうかの瀬戸際である。8月5日時点では「抗議さえ来ていない」と今週の文春は書いている。 FLASHで現役ヤクザが衝撃の告白をしているが、こちらの内容もスゴイ! 告白しているのは文春の人間とは違う人物。そのA氏は、2008年7月に携帯電話を手に入れる。そこには覚せい剤を購入している「お客」の携帯番号が70~80人登録されていたという。「売(ばい)専用の携帯電話」だ。 手に入れてから数日後に「ASKA」と表示される番号から電話。「どれくらいいるのか?」と訊くと、「10個」だという。先方から「値段は70万円でいいか」と言ってきた。相場の倍ぐらいになる。 最初は代理の人間が取りに来た。わずか1週間後に同じ量。その後はASKA本人から電話がかかり、赤坂にある高級ホテルの部屋に直接届けにいったというのである。 その男はこう話す。 「注射器の目盛りは、クスリを0.1グラム入れると1のところになる。飛鳥は一度に2.5の目盛りまで入れて打つんだ。最初に注射器にクスリを入れて、そのあと注射針で水を吸い取って溶かす。1グラムを4回に分けてそれを一日で使っちゃう。普通はだいたい1日に0.3グラム程度。1日に1グラムは致死量だと言われているんだけどね」 売人でも驚く量を打っていたようだ。 今年の4月頃、これ以上やると逮捕されると、男のほうから取引を終わりにすると言ったという。 今回コンサートを中止した理由は「ASKAが一過性脳虚血症と診断された」ことだが、脳の専門医によると「覚せい剤の常用者は一般の人より脳梗塞やその前兆である一過性脳虚血症になりやすい」という。 ここまで追い込まれた飛鳥が、これからどうするのか。警察も動かないわけにはいかないのではないか。 反原発を訴えて参議院選挙で見事当選した山本太郎議員のスキャンダルを、新潮が巻頭でやっている。これが今週の1位。 その中で、ある芸能プロダクションの幹部がこう話す。 「山本太郎は16年前、僕の知り合いの子をレイプしたんです。当時彼女は17歳だった。今回、その子から“あんな男が政治家になるのは許せない”と連絡がありました。しかもあの時、山本はヤクザの組名を出し、スキャンダルを揉み消したのです」 レイプされたという彼女も、こう語っている。 「太郎さんが突然、“鬼ごっこしようよ。ペアに分かれてさ”と言い出しました。私たちは“こんな時間に鬼ごっこ?”と思ったんですけど……。すぐに彼の友達が智美ちゃんの腕を掴んで、“さあ、早く逃げよう”と強引に連れていっちゃったんです。 しばらくはニ人で話をしてたんですが、会話が途切れた瞬間、彼は後から両腕をガッと掴んできて。そのまま私の体を持ち上げて、自分の膝の上に向こう向きのまま、乗せたんです。もちろん私も必死で抵抗したんですが、とにかくすごい力で……」 この件に関して山本氏は否定しているが、若い頃のヤンチャぶりはこう語っている。 「22歳で俳優をやっていて、正直、モテなかったわけじゃないです。たしかにやんちゃはしていましたけど、これまでの人生の中で、嫌がる女性に乱暴した上で無理矢理、関係を結んだことは一度もなかったんです」 事実関係がよくわからないからなんともいえないが、16年も前の古傷を持ち出されてもなぁ~と、同情できるところもないではない。 しかし、次のことは「有権者をナメているのか」と怒りが沸いてくる話である。 山本氏は参院選挙中「僕は国家権力と戦っている。いつ狙われたり、足をすくわれるか分からない」「妻は、僕の母と一緒にフィリピンに行っています。選挙は僕の戦いだから、妻まで巻き込みたくないので」と言っていたのに、とうに離婚していたというのである。 妻とは昨年5月、当時19歳だったプロサーファーの朱璃さん。現在、彼女は大阪・北新地のキャバクラで働いているのだ。店のホステスがこう話す。 「彼女は、昨年10月頃から、新地のうちのキャバクラに勤めています。最初はこちらもビックリしましたよ。面接の際、スタッフが年齢確認のため、パスポートのコピーを確認しているから、朱璃さん本人に間違いない。彼女自ら店の幹部に“実は、私は山本太郎の妻でした。他人に知られると騒ぎになるから、それを隠してお仕事したいんですが、バレないでしょうか。今まで彼の大阪の実家で義母と暮らしていましたが、もう籍を抜いたので、そこを出ないといけません。お金がいるから、ここで働かせてください”と言っていたそうです」 「妻はフィリピンにいる」は真っ赤な嘘だったのだ。山本の母親との折り合いが悪かったようで、わずか数カ月で離婚に至ったようだ。芸能記者がこう言う。 「太郎のお母さんは気性が激しく、理解されにくいところがある。母親が同居する限り、彼が他の女性と普通の結婚生活を送れるわけはないと思っていました」 反原発の闘士に早くも土がついたようだ。 「今年7月の参院選(東京選挙区)で初当選した山本太郎参院議員(38)は6日記者会見し、『昨年8月に離婚していた』と明らかにした。山本議員は昨年12月の衆院選に東京8区から立候補(落選)した際に、取材に対し『母親と妻と3人暮らし』と回答していた。事実と異なる説明をしたことについて、『有権者や支持者に黙っていたことについて罪の意識を感じる。申し訳ありませんでした』と謝罪した」(8月7日付読売新聞) ゴメンで済めば警察はいらない。有権者が候補者を選ぶときには、離婚情報も有力な判断基準になる。それを隠したままでは、有権者を欺いていたといわれても仕方あるまい。 この問題についてはフライデーもやっている。内容は新潮を超えるものではないが、離婚費用が弁護士を立てての協議離婚で、山本が払った慰謝料は200万円。それとは別に母親の乃布子(68)さんが100万円出しているそうだ。 新潮が書いた17歳の少女を無理矢理暴行したという件は否定しているが、こんな強がりを言っている。 「『行為は5分で終わった』と書いてありますが、ボクはそんなもんじゃない(苦笑)」 山本の“マザコン”が離婚の一因だといわれているがという質問に母親は否定し、山本とは友達や同志みたいな関係だと答えているが、山本は「否定しません」とはにかんだという。 山本の著書には「恥ずかしそうに乃布子さんにキスをしている写真もある」(フライデー)。それにしてもマザコンでスピード離婚とは……いやはやではある。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。「週刊新潮」8月15・22号 中吊広告
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