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一見、ただのたい焼きの一種に見えるが、中身はたい焼き以上にファストフード感満載。
「博多に来たら、絶対コレ食べて!」
博多出張の際、福岡在住の知人に勧められたのは、ラーメンではなく、もつ鍋でもないコレだった!!
どうよ、ひょうきんな顔したかわいいヤツでしょ。これは、「むっちゃん万十」と呼ばれる博多名物の逸品だ。
「むっちゃん」という名前と、そのユニークな風貌から想像できるのは、有明海に生息するムツゴロウに似せて作った、たい焼き風の和菓子ってこと。当初、「むっちゃん饅頭」と思っていたら、「むっちゃん万十」が正解だった。
見た目がユニークなら中身もそうとう変わっていて、普通のたい焼きなら、つぶあん、抹茶餡、カスタードに生クリーム程度だが、むっちゃん万十のレパートリーは甘党にこだわらない。
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フツーにあんこやクリームもあるが、人気はやっぱりガッツリ系みたいだ。
人気ナンバー1はハムエッグ。むっちゃんの中にハムとタマゴと千切りキャベツ、マヨネーズが入った朝食系だ。第2位は定番(?)のウインナーとキャベツ入りで、第3位の「ごろごろちゃん」は、大量のタコとキャベツが入ったたこ焼き風で、タコの食感がゴロゴロしているので、「ごろごろちゃん」らしい。
そして、ただいま絶賛売り出し中で、値段も破格の250円と高級な「とんとん」は、なんと豚の角煮入り! ホロホロに煮た角煮と千切りキャベツとマヨネーズが、角煮マン以上にめっちゃ合う! たい焼きよりもスマートなシェイプなので、頬張っても口の脇からはみ出さないのもいいじゃないか。
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「とんとん」の中身。写真ではわかりにくいが、千切りキャベツも入っている。
その他にもハンバーグ入りなど、すでに和菓子の域からは完全に外れ、小腹を満たすファストフード的な位置づけになっている。実際、ハムエッグは、味も量も朝食代わりにピッタリだった。
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人気1位の「ハムエッグ」トローリ半熟タマゴとマヨネーズのハーモニーがむっちゃんの皮によく合う。
ちなみに、福岡には「むっちゃん万十」の他に、「博多656ムツゴロウマンジュウ」というよく似た商品があるので、好きな方を探すのもいいかもね!
むっちゃん万十、うもうございました。
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「むっちゃん万十」呉服町店。たまたますぐ近くのホテルに宿泊していたので、遅い朝食に便利でした。
元祖むつごろうの「むっちゃん万十」130円~
インパクト ☆☆☆
味 ☆☆☆!!
店 ☆☆
(写真・文=よしよし)