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予選会場に現れた出場者たち
6月11日、香港で美貌を極める……はずの参加者134人が一堂に集まり、「ミス香港」の第一次予選大会が行われた。主催するテレビ局がFacebookで参加者たちの写真を一挙掲載したところ、現地のネット民たちからは非難轟々の声が。
「今年はひどいな。見てびっくりした」
「きっと今回のスローガンは、“内面を重視!“なんだろうな」
「(参加者は)どこからその自信が出てくるんだ?」
「次回は書類審査で選んでから出してくれ。ミス香港のイメージがぶち壊される」
「ミス香港史上、最も醜い年。顔もボディもすべてダメ」
「街中で適当に選んで連れてきたほうが、まだマシかも」
とまあ、言いたい放題。
香港紙「明報」の報道によると、1,000人を超える応募者の中から書類審査により約200人を選出。第一次予選の会場に現れたのが、そのうちの134人だったという。それなりに選ばれた女性たちだったはずなのだが……。
あまりの批判の多さが影響したのか、掲載の翌日には、134人分あった写真の多くが削除され、残っていたのは89人分のみとなる始末に。
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えっと……なんの出場者だったっけ?
「最近はみんな化粧がうまくなってきたし、イマドキな顔の子も増えていますが、ほんの20年ほど前まで、香港に美人なんてほとんどいなかった。それはすぐお隣の広東省も同じ。要は、広東人に美人は少ないんです。だから最近は、ちょっとでもきれいな子がいると、すぐにモデル事務所などが囲い込んでしまい、ミスコンには出てこなくなってしまう。最近のミス香港では、大陸出身の子が幅を利かせていることが多いですよ」と、香港で30年以上にわたりビジネスを行っている日本人男性は言う。
しかも、香港女性はたいして美人でもないのに、超タカビーなケースが多いのだとか。
「香港も、かつては移民都市で男性の数が圧倒的に多く、数少ない女性は女というだけでモテた。そんな経緯があってタカビーな女性が多いのですが、最近は大陸の中国人女性と結婚する香港人男性が増えてきたんです。それでさすがに香港人女性もこのままではマズいと気づいたのか、優しい女性も少しは増えました(笑)」(同)
非難轟々の今回のミス香港候補者たちだが、美人がまったくいないわけではない。ネット民たちの間で一番人気なのが、英語名ルイーザこと麦明詩さん(23歳)。昨年、英国ケンブリッジ大学の法学部を卒業したという、ミス香港にふさわしい才女だ。
結果はもはや“鉄板”状態の今年のミス香港だが、毎年、候補者の悪いウワサがマスコミに流れて世間を騒がすのが“恒例”となっており、もしかしたら、何かこれから大どんでん返しが起こるかもしれない!?
(取材・文=佐久間賢三)