「ある日、アリスが森の中でみつけたラーメン屋に入ると、丼の中に木の切り株が入ってておどろきました」
なんて、おとぎ話の世界に出てきそうな、夢のようなラーメンを見つけた。それがこれだ!!
どうよ、パッと見、切り株が丼にハマっちゃってると思わなかった? 丼の大きさにピッタリな塊は、もちろん超巨大なチャーシューだ。なんか、建築現場でコンパネかベニヤ板を立てかけてるみたいな構図になってるが、ベニヤ板のその向こう側には、山盛りのもやしが鎮座していて、そこにもたれかかってるってわけ。 これは、松戸にある「そい屋」の名物・びっくりチャーシュー味噌らー麺。記者が訪れた午後1時半頃でも数人の待ち客がいて、店内に案内されて入ったらほとんどの客がこれを食べていたほどの人気メニューだ。大きなコルクで丼に栓をしたようにピッタリの大きさ。麺は完全に見えない。
このチャーシュー、もちろん面積だけじゃなくて厚みも1センチ以上あって、ステーキみたいなボリューム。さぞや歯ごたえあるんだろうなと思って、ハシで持ち上げようとしたら、端からホロホロと崩れるくらい柔らかく煮込まれている。そして、チャーシューを支える影の力のもやしにも味がついていてうまい。そのへんが人気のヒミツなんだろうね。もやしにネギ、コーンにメンマ、そして特大チャーシューと、野菜マシでもマシマシでもない普通盛りでこんなに盛ってくれるありがたさ。
スープの味噌は濃いめでコクがあり、中太で弾力のある縮れ麺との相性もグッド。自称、庶民の舌と胃袋を持つ記者は、チャーシューを完食したところで残念ながら麺は半分程度で満腹。1,000円超でも満足感は大きかった。 近くにある有名なつけ麺屋で2時間待つのもいいけど、肉喰いたけりゃここかな。 巨大チャーシュー麺、うもうございました。
(写真・文=よしよし) らーめん そい屋「びっくりチャーシュー味噌らー麺」1090円 インパクト ☆☆☆!! 味 ☆☆ 店 ☆☆店の表には大きな暖簾がかかり、道行く人の視線を集めていた。