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タマヒュン必至! 思春期の青少年に続々襲いかかる「睾丸捻転症」の恐怖

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タマヒュン必至! 思春期の青少年に続々襲いかかる「睾丸捻転症」の恐怖の画像1
睾丸摘出とは、考えただけで恐ろしい……(イメージ画像)
 最近中国で、ある奇病がまん延している。思春期の男子を中心に、睾丸がよじれる「睾丸捻転症」が続発しているのだ。  一説によると、その痛みは尿管結石を超え、男性が経験する痛みの中で最大であるともいわれている。 「上海晩報」によると、浙江省にある浙江大学病院の泌尿器科に、11歳の少年が父親に付き添われ搬送されてきたのは4月11日のこと。少年は3日前から睾丸に激しい痛みを訴えており、すぐに検査が行われた。  検査の結果、陰嚢の中で精索の管が540度回転し、血管が締め付けられていたため睾丸は大きく腫れ上がり、壊死が進行。すぐに睾丸の摘出手術が行われた。  担当医によると、一般的に睾丸捻転症は発症から6時間で生殖に関する内分泌機能が低下、10時間でほぼ生殖機能が失われるため、早期発見できるか否かが重要なポイントとなる。今回のケースは発症から3日後ということで壊死が進行しており、血液がほとんど通っていない危険な状態だったという。  浙江大学病院では、同様の症状で搬送されてくる患者が、10代の男子を中心に年間20~30人に上るという。病院側はメディアの取材を通して、10代の男子がいる家庭では、保護者がしっかり異変に気づいてあげられることが早期発見につながるとして、注意を呼び掛けている。  この病院以外にも、睾丸捻転症では枚挙にいとまがないようだ。筆者が報道ベースで確認したところでも、ここ3カ月ほどの間、毎週のように睾丸捻転症のニュースが伝えられている。
タマヒュン必至! 思春期の青少年に続々襲いかかる「睾丸捻転症」の恐怖の画像2
睾丸捻転症について説明している図(「中国科学公園」より)
「央広網」(2月21日付)によると、今年2月に河北省石家庄市第三病院では、片方の睾丸の激しい痛みを訴えていた中学3年生の男子が睾丸捻転症であることがわかり、緊急摘出手術が行われた。また、3月にも湖北省の中学1年生の男子が体育の授業中、片方の睾丸の激しい痛みを訴え、地元病院に搬送された。診断の結果、睾丸捻転症と診断され、やはり摘出手術が行われた(「湖北日報」)。  広東省地方紙の社会部記者は、その原因についてこう指摘する。 「睾丸捻転症は、思春期に精巣の重量が急増することにより引き起こされるといわれており、環境ホルモンの影響が原因として疑われる。10歳未満の女児に胸の膨らみや初潮がみられる性早熟症がまん延しているが、その男子版が睾丸捻転症といえる」  10時間でほぼ生殖機能が失われる睾丸捻転症は、女児の性早熟症よりも深刻である。 (文=青山大樹)

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