![IMGP8558.jpg]()
汁が少ないタイカレーの缶詰だが、カップラーメンのスープで伸ばせば、ご飯にも合う!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第5回。
今回は100円ショップの大ヒット商品ともいえる、いなばのタイカレーを使った、カレーライスに挑戦してみたい。
本場タイで製造されているというタイカレーのシリーズは、その色や具の違いで数種類存在するようだが、今回はグリーンのチキンカレーをセレクトしてみた。
![IMGP8492.jpg]()
大好き、タイカレー。
このタイカレー、100円ショップで気軽に買える缶詰とはとても思えない完成度を誇っているのだが、問題が一つだけある。
そのまま、おかずやつまみとして食べるのであれば完璧なのだが、ご飯に掛けてカレーライスとして食べるには、ちょっと量が少ないのである。2缶食べればいいと思うかもしれないが、それだと汁と具の量のバランスが、ご飯とは合わないのだ。もっと汁が欲しいのである。
そこで組み合わせてみるのが、カップラーメンである。ライスはタイ米がよかったのだがレトルトのものは売ってなかったので、麦飯を選んでみた。そういえば小学校の給食では、カレーの時はかならず麦飯だった覚えがある。
![IMGP8495.jpg]()
ラーメンは豚骨にしてみた。
タイカレー缶、カップラーメン、麦飯という3つの組み合わせで、タイ人もびっくりのカレーライスを作ってみよう。
まず最初の工程だが、お湯を沸かしてカップラーメンを作り、麺だけを全部食べる。
これでお腹がいっぱいになってしまうかもしれないが、このカレーライス作りには、カップラーメンのスープが必要なのだ。
![IMGP8510.jpg]()
スープを飲まないように注意しましょう。
カップラーメンの麺を食べ終わったら、麦飯を電子レンジで温め、そして残ったラーメンのスープにタイカレー缶を加え、鍋で温める。
そう、汁が少ないというタイカレー缶のウィークポイントを、カップラーメンのスープで補ってやるのである。
カップラーメンのセレクトは、醤油味や味噌味よりも、シーフードや豚骨やチャンポンなどのコッテリ白濁系がベターだろう。
![IMGP8527.jpg]()
調味料は、ほかにはいらないはず。
お皿に麦飯を盛り、そこにカップラーメンのスープで伸ばしたタイカレー缶を掛ければ、簡単タイカレーライスの出来上がりだ。
![IMGP8567.jpg]()
見た目はちゃんとタイカレー!
食べてみると、スパイスがしっかり効いたタイカレー缶を使っているので、カップラーメンのスープで倍以上の量に伸ばしても、ちょっとマイルドになるくらいで、十分美味しいタイカレーとなっている。
さまざまな調味料がブレンドされている、そのまま飲んでもおいしいラーメンスープで伸ばすのは、どうやら正解のようだ。
水分の少ない麦飯と、ジャブジャブしたタイカレーの相性もバッチリ。タイカレー缶に加えるスープの量は、各自調整していただきたい。
このタイカレーライス、カップラーメンが大好きな日本人の口に合うこと間違いなし。
「タイカレーだけに、おいしすぎて、一杯だけではタイランド(足らんどー)!」
税別300円で、ラーメンとタイカレーをたっぷりを楽しめるのだから、これは発明といっていいのかもしれない。食が細い人なら、昼飯に麺を食べて、夜にタイカレーライスを食べるという流れもいいだろう。