今週の注目記事 第1位「フィリピン買春1万2千6百人の変態校長」(「週刊文春」4/23号) 「欲望を完全解放した『元中学校校長』絶倫熱帯夜」(「週刊新潮」4/23号) 第2位「原子力村VS.反原発弁護団の闘い」(『週刊朝日』5/1号)「そして、裁判官は飛ばされた」(『週刊現代』5/2号) 第3位「フランス『痩せすぎモデル禁止法』!日本でアウトはこの有名モデル」(「週刊新潮」4/23号) 第4位「『貴乃花』後援会パーティーで景子夫人が宣伝した『マルチ商法の水』」(「週刊新潮」4/23号) 第5位「安倍官邸、大銀行に『瀕死のシャープを助けてやれ!』」(『週刊現代』5/2号) 第6位「鹿島灘イルカ156頭“集団自殺”は『大地震の予兆か』徹底分析」(「週刊ポスト」5/1号) 第7位「『クロ現』だけじゃない! NHKが触れない『Nスペ』問題シーン」(「週刊文春」4/23号) 第8位「269万社ビッグデータで日本の社長出身地、、学歴、報酬の秘密がわかった」(「週刊ポスト」5/1号) 第9位「ついに妊娠上戸彩 セックスレスを乗り越えた“高タンパク手料理”」(「週刊文春」4/23号) 今週の記事にイチャモン「沖縄のタブー」(「週刊文春」4/23号)「日本経済 回復の実感はいつ?」(『ニューズウィーク日本版』4/21号) 番外 現代、ポストのセクシーグラビア&SEX記事対決の勝者はどっちだ! ポストは「笛木優子 魅惑のランジェリー」セクシーと「物理のセンセイ」のヌード。この2本はどうということはないが、前半のグラビア「おっぱいがいっぱい」の冒頭写真には、ドキッとさせられた。下からあおった見事なおっぱい写真で、迫力満点だ。 現代は「山本陽子 妖艶ヌード」、「『ミス日本』ファイナリスト 無敵のヘアヌードを初公開!!」、袋とじが「小島可奈子 癒やされるヘア・ヌード」。小島もいいが、やはりおっぱいがいっぱいのほうが迫力という点では優っていると思う。 SEX記事は、現代が「『恥ずかしい』と『気持ちいい』の二律背反構造」、ポストが美女医『マリリン先生』が教える『女が感じる魔法のセックス』」。どちらも新鮮さや新発見はない記事である。 現代では、脳内学者の塩田久嗣氏がこう話す。 「人間は大きなストレスを味わったとき、そのつらさに耐えるため、脳内でエンドルフィンなどの物質を分泌します。これこそが『脳内麻薬』と呼ばれるものです。エンドルフィンは、つらさを打ち消すだけでなく、さらに進んで、強い恍惚感、快楽をもたらします」 したがって、「恥ずかしい」というストレスが快感に変わるのだそうである。 ポストでマリリン先生は、前戯でキスしてから乳房に触り、秘部に手を伸ばして十分に女性が濡れたら挿入というパターン化をやめて、胸を触る前に背中を指でくすぐるように触ると、背中の背骨の周辺には太い神経が走っていて、刺激されると下半身にまで快感が広がるそうである。 御用とお急ぎでない方は、ぜひ試してみて下さい。今週は、ポストのど迫力おっぱいの勝利だ~ッ。 さて、今週新たに設けた「記事にイチャモン」コーナーの晴れの第1回大賞には、文春とニューズウィーク日本版の記事を選んだ。 文春、新潮がやや保守的で、現代、ポストはややリベラルだと、ここで何度も書いているが、昔はリベラル派週刊誌が保守派を凌駕していた時代が長かったのだが、2000年以降ぐらいからだろう、週刊誌全体の部数大幅減もあるのだが、保守派、中でも文春がトップを走り続けている。これは世の中の保守化、右傾化と無縁ではないはずだ。 今週、文春は巻頭で翁長雄志知事批判をやっているが、私には、政府の意を受けてとまでは言わないが、週刊誌のあり方としていいのだろうかと、疑問を持たざるを得ない記事作りである。 今月14日、沖縄県の翁長知事(64)は、河野洋平元衆議院議長とともに中国北京にいた。彼らを出迎えたのは、中国のナンバー2である李克強首相だったが、3月に谷垣禎一自民党幹事長らが訪中した際には、李首相との会談は実現しておらず、中国側がいかに翁長知事を重要視しているかがわかると、中国特派員に語らせている。 だが、李首相が出てきたのは河野談話を出した河野氏が長年中国首脳と親しいためであり、翁長知事はそのお相伴にあずかったと考えるべきであろう。さらに文春は「いま、日米両政府は、沖縄をめぐる中国の動きへの警戒を高めている。沖縄は東アジアに睨みをきかす米軍の一大拠点である。一方、東シナ海から太平洋への外洋進出を狙う中国にとっても、なんとしても手中に収めたい戦略上の要地だ」と書くが、これはその通りであろう。 4月4日には菅義偉官房長官と翁長知事が那覇市内のホテルで会談したが、翁長知事は「十五分間にわたりまくしたてた」と書き、「小誌メルマガ読者にアンケートを実施したところ、六十七・三パーセントは移設に賛成という回答だった」としているが、文春の熱心な読者には政権支持派が多いはずだから、これが多くの日本人と沖縄の民意を表していることにはならない。 もっと不思議なのは、福岡の中国総領事館の総領事が翁長知事を表敬訪問したことに対して、沖縄県庁関係者がこう語っていることだ。 「那覇市と友好都市の福建省の福州市をつなぐ定期航空便周航の早期実現、そして沖縄県庁の職員と県内の大学生を数人ずつ今年九月から一年間、北京にある外交学院に留学させる計画です。(中略)県庁内に中国シンパを作りたい意図が見え見えです」 もともと沖縄と中国の関係は、琉球時代にさかのぼる。それにこうした人的相互交流は、どんどんやるべきではないか。 さらには、中国の国家政策の巨大シンクタンクの最高顧問が、「翁長知事在任中に琉球独立の流れを作ることが必要」と述べたことを取り上げ、中国にとって、もはや沖縄は独立国並で、そう扱うことで、沖縄と日本本土の分離を煽ろうというのでしょうと、公安関係者に言わせている。だが、沖縄と本土を分離させているのは日本政府ではないかと、沖縄から批判の矢が飛んでくるはずだ。 あの鳩山由紀夫元首相と翁長知事が親しいとか、移設反対運動をやっている人間には革マル派がいると公安資料を引用し、連日のように反対運動の動向を伝える地元紙も「疑問視されている」(文春)と書くに至っては、安倍政権の広報誌かと言いたくなる書き方である。 歴史社会学者の小熊英二氏は4月14日の朝日新聞で、日米安保条約には誤解があると書いている。これは防衛条約ではなく、日本が米軍に基地を提供するための条約だ。それなのに歴代政権は、これを日本防衛のための条約だと説明してきた。「辺野古移設は『沖縄問題』ではない。それは日米関係の実態を、国内向けの『建前』で覆い隠してきたツケが集約的に露呈した問題だ」と、日米関係を建設的な方向に転換せよと説いている。 週刊誌の常だが、大本を見ずに自分の都合のいい枝葉末節を取り上げて批判するのでは、言論機関としてのあり方に疑問を持たざるを得ない。 同様に読んで驚いたのが、ニューズウィーク日本版の「アベノミクス成長の実感はいつ?」という記事だ。アベノミクスの歪みを皮肉った記事かと思えば、そうではない。アベノミクスで日本人は幸福になっているという、唖然とする記事なのだ。 投資顧問会社のピーター・タスカ氏は、まず、日本の自殺者が減少しているのは悲観する人が減っているからで、その主な理由は日本の経済情勢にあるとしている。 完全雇用が実現し、理論上は職を求める全ての人に職があるのだから、「安倍政権からの圧力がなくても、これだけ労働市場がタイトになれば、賃上げ交渉の主導権が雇用者側から労働者側へ移るのは当然だ」と、どこの国のことをいっているのだろうかと疑いたくなる書き方である。 消費者物価がほとんど上がってないのだから、ほとんどの労働者は新たな豊かさを実感できるはずだ。少子化で新規就労者は減る一方だから、フルタイムの正規雇用の伸びがパート労働者の伸びを上回るのも時間の問題だとし、日本人はとても幸福なのだから、そう思いなさい、そう思わないのは自分が悪いからで、安倍政権はバラ色の未来を提供してくれると万歳三唱する。 もっと驚くのは、アンドルー・オブラス(世界銀行コンサルタント)なる人物が、「憲法改正が開く経済復活への道」と書いていることだ。 「長期的な視野に立てば、安倍の改憲の試みを日本再生に向けた改革の一環として、この国の復活に不可欠な要素と位置づけることが重要になる。安倍流の世界観に従えば、憲法の縛りを解き放って日本を『普通の国』にすることは、復活への最上の道だ」 この雑誌は保守派だが、オバマ大統領批判などに鋭い切れ味を見せるので、私も継続して読んでいるのだが、この記事を見てガッカリし、購読を打ち切ろうと思っている。 新聞は政府の広報紙という性格を持つ以上、アベノミクスについても批判ばかりできないのは理解できる。だが、雑誌が無批判に権力のお先棒を担いで、それを批判する側を叩くのでは、雑誌の存在理由はどこにあるのか。そんなことを考えさせられた2つの記事である。 第9位は、人気女優でCM女王の上戸彩(29)が妊娠3カ月だと判明したことを取り上げている文春の記事。 上戸がEXILEのHIRO(45)と結婚したのは3年前だが、2人とも忙しくてセックスレス状態になっていて、ちょっと険悪な雰囲気になったこともあると文春が書いている。それにHIROのほうはちょっとお年。そんな危機を乗り越えたのが、料理上手の上戸手作り朝食だったという。HIROの事務所「LDH」の関係者がこう語る。 「朝がどれだけ早くても必ず朝食を作ってHIROさんを送り出しています。(中略)ビタミンたっぷりのフルーツや筋肉に大切な高タンパクの手料理。HIROさんがあの肉体をキープできているのは姐さん(上戸のこと=筆者注)のお陰なんです」 意外に家庭的な女性のようだ。それに子ども好きで、08年には育児中の母子の健康管理をサポートする「チャイルドケアライセンス」の資格も取っているそうだ。まずはおめでとう。 8位はポストの「日本の社長」。現代でも時々やるが、変わり栄えのしない企画ではある。269万社で見れば出身大学の上位は、日本大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学の順だが、トップ100に入る高額報酬社長になると東大、慶應、日大、中央、一橋がベスト5で、早稲田が6番目。 面白いのは、社長輩出率ランキングでは徳島、山形、香川、秋田、愛媛の順になり、東京は39番目だ。これは人口が少ないために起こった珍現象で、先の高額報酬社長の出身地では東京がダントツである。こういうネタは、他社との飲み会では使えるが、知ったからといって出世に結びつくとは思えない。 さて、4月9日に放送されたNHK『クローズアップ現代』で国谷裕子キャスターが、文春が報じたやらせについて、「取材が不十分で、部屋の借主と視聴者にお詫びします」と頭を下げた。 この問題の中間報告は不十分だと文春は批判し、これ以外にも、NHKスペシャルの『攻防 危険ドラッグ 闇のチャイナルートを追う』でも、中国の化学メーカーに詳しい日本人という「役」で、N記者と親しいX氏が登場してN記者のインタビューを受けていたと報じている。 N記者はXが出ていたことを認めているが、調査報告では絶対それには触れないと、NHKの幹部が話している。そうなれば報道局長や放送総局長だけではなく、籾井会長の進退まで問われることになるからだそうだが、これまでの文春の報道が事実なら、ここで長年たまった膿を出し切らないと、NHKの信用回復は難しいはずだ。 6位には、ポストのイルカ大量自殺と大地震の関係について報じた記事。 確かに3・11の東日本大震災の7日前にも、茨城県・鹿島灘の海岸に50頭を超えるカズハゴンドウが打ち上げられていた。そして4月10日に鉾田市で同じ種類のイルカが156頭も打ち上げられたのである。 ポストはイルカの大量死=大地震の予兆説がどれぐらい信憑性があるのかを調べているが、説得力があるのは、日本で01年以降に10頭以上のイルカが集団座礁したケースは今回を除き9回記録されているようだが、そのうち7回も、3カ月以内に震度5を超える地震が起きているというのだ。 いつ起きても不思議ではない大地震だが、こうした情報も知っておいて、いつでも対応できるよう、非常食や着るもの、ラジオなどを玄関脇に置いておいたほうがいい。という私も、ほとんど何もしていない。これから帰って荷物作りをしよう。 現代の巻頭はシャープの記事だ。安倍首相が自ら「シャープを助けてやれ」と檄を飛ばしているそうである。 それは、もしシャープが潰れでもしたら、せっかく円安・株高で景気が上向き加減になってきたのに、消費税増税以来の大きなダメージになるからだそうだ。 シャープは、もはや経営努力でなんとかなる時限ではないという。 「銀行は、1兆円以上に膨らんだシャープの負債を『デット・エクイティ・スワップ(DES)』つまり、『債務の株式化』という方法で減らす苦肉の策を提案した。負債のうち2000億円を棒引きにするかわり、銀行がその金額分のシャープ株を持つという荒技である」(現代) だが、これは応急処置にしかならないため、経産省所管の官民ファンド・産業革新機構による支援も考えているそうである。 私はまったくの経済音痴だから、シャープがどのような状態にあるのかよくわからないが、JALの時もそうだったが、なんでもかんでも税金を投入して民間企業を助けるというのは感心しない。 新自由主義を導入し規制緩和したのだから、小泉や安倍がいつもいってるように、市場に任せればいいのではないか。それこそシャープの人には気の毒だが、自己責任ではないのかね。 ところで、テレビの司会や映画、ドラマなどで活躍してきたタレントで俳優の愛川欽也さんが亡くなった。享年80。 今年3月、20年間司会を務めた『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)を降板し、4月には彼が運営するインターネットテレビ局「kinkin.tv」も終了したことで、重病説が週刊誌で報じられていた。妻でタレントのうつみ宮土理は否定していたが、やはり事実だった。 1971年から始めた深夜ラジオ『パックインミュージック』のパーソナリティとなり、74~86年まで『11PM』(日本テレビ系)の司会を大橋巨泉と務め、人気者になった。 菅原文太とコンビを組んだ映画『トラック野郎』も大当たりし、晩年はニュース番組の司会もこなし、政治的な発言もしていた。 私は、彼がやっていた『パックインジャーナル』(朝日ニュースター)に一時期、準レギュラーとして出ていた。何度か、自分の芝居を見に来てくれといわれたが、忙しさに取り紛れていけなかったのが残念だ。 月に1回、1年半ほど番組には出ただろうか。総選挙があれば民主党政権が誕生するといわれていた時期だった。愛川さんは、どんなことをしても政権交代させなければいけないと大声で主張していた。 番組の中で私が「あまり民主党に期待を持ちすぎるのは気をつけたほうがいい。小沢一郎が裏で操っているのでは、自民党とさして変わらない政権になるかもしれない」と発言したら、私の言葉を遮り、顔を真っ赤にして「そんなことより、何がなんでも政権交代させることが第一です」といって、次の話題に移ってしまった。番組が終わり、プロデューサーが私のところへ来て、申し訳なさそうに「しばらくお休みしてくれませんか」と言った。「愛川さんに言われたのだね」というと、「少し時間がたってから、また声を掛けさせて下さい」と言いながら走り去った。 あの「おまっとさんでした」が聞けないと思うと、チョッピリ寂しい。そういえば現代の連載コラムで大橋巨泉さんが、がんの転移のため4度目の手術をすると書いている。本気で反戦を訴える人が次々にいなくなってしまうということは、ひと世代下のわれわれが意見を聞く相手がいなくなることを意味する。困ったものだ。 第4位は新潮。貴乃花と夫人の景子さんが開いたサポーター制の設立パーティーが大阪のホテルであったそうだが、その会場に置かれたサーバーに入っている水がおかしいと、報じている。 この水を扱っているのは「株式会社MiZ(以下、M社)」というマルチ商法の会社だという。商品名は「高機能DDSサプリメント補水液」というそうで、この水には免疫力を高める効果があると謳っている。免疫力を高める黒酵母βグルカンは水溶性で、体には吸収されにくいのだが、DDSという独自の技術を開発して吸収しやすくしたというのだ。 景子夫人も件のパーティーで「素晴らしい水です」と宣伝していたそうだが、これが相当いかがわしい商品らしいのだ。 製品そのものの欠陥もあるそうだが、そもそも社がセミナーやパンフレットに掲載している高知大学医学部教授らの臨床データなどが、彼らになんの許可もなく使われているというのである。 彼らが研究している黒酵母βグルカンは体内で吸収できるものではなく、まだまだ基礎研究の段階だという。彼らの開発したβグルカンをDDSで体内に吸収させる印象を受けるが、「そんなことはあり得ない話です」と全面否定しているのだ。 とんでもない商品を売っているM社の陶山慶子社長の、とんでも発言はこうだ。 「あの水にもその効果があるとは聞いていません。βグルカンが入っているだけで、効果があるかどうかは、お客様が決めることです」 貴乃花側も、そんなものは一切存じ上げないと、こちらもとんでも発言。新潮が言うように、貴乃花夫妻の「脇が甘すぎる」のは確かなようだ。 4月17日のasahi.comに、超人気スーパーモデル、ジゼル・ブンチェンさん(34)が、ファッションショーからの引退を表明したという記事がある。 彼女はドイツ系ブラジル人で14歳のときにデビューしたそうだ。米経済誌フォーブスが、昨年は4700万ドル(約56億円)の収入があったと報じ、「世界で最も所得が多いモデル」の座を8年連続で維持しているそうである。 モデルは憧れの職業なのだろうが、新潮によると、フランスでは「痩せずぎモデル禁止法」が可決されたそうだ。美のお手本が不健康に痩せていてはダメだというのだ。 「この国では痩身のモデルに憧れた若い女性が拒食症になるケースが多い。そこで、BMI18未満の痩せすぎモデルを雇用した事務所に、7万5000ユーロ(980万円)以下の罰金か6カ月以下の禁固刑を科す」(パリ在住のジャーナリスト)というから相当厳しい。 BMIとは体重を身長の2乗で割って算出する体格指数で、日本人の平均は22だそうだ。だが、このところのカロリー摂取量は、ダイエットブームがあるために戦後間もなくの水準にまで戻っていて、BMI18・5以下に分類される人が全体の20%にも上るといわれてるという。 そこで新潮は日本のモデルや女優のBMIを調べてみたら、なんとすごいことに、15未満が河北麻友子、桐谷美玲、あびる優。16未満が鈴木えみ、坂口杏里、菜々緒。17未満が戸田恵梨香、高橋みなみ。18未満が蛯原友里、水原希子、道端アンジェリカ、藤井リナ。 デブ=醜い、痩せ=美しいという「神話」がこのまま続くと、日本の女性は心身共に危ないかもしれない。ちなみに、私は少しふっくらした女性が好みだけどね。 さて、4月4日に福島地裁で出された関西電力高浜原発3、4号機に対する「再稼働差し止め仮処分」を認めるという判決は、再稼働をがむしゃらに進める安倍政権にとって大きな痛手になった。 これは朝日が書いているように、担当判事が昨年5月にも大飯原発運転差し止め判決(関電控訴で高裁で審理中)を出した樋口英明裁判長だったから、弁護団側にも勝算はあった。 現代によれば「これまでの原発行政の常識を打ち破り、『歴史に残る』決定を下した樋口裁判官。だが、本来であれば、樋口氏は今回の仮処分を決定することはできなかった。なぜなら、4月1日付で、氏は福井地裁から名古屋家裁に異動。『左遷』されていたのだ」 だが、樋口氏は職務の取扱上さし迫った必要があるときは、同じ管轄内の裁判官であれば、当該審理での裁判官の職務を代理で行うことができるという「職務代行」というものを使って、「飛ばされたはずの樋口氏が『職務代行』を使うことで、最後にして最大の抵抗を行い、意地を示したのだ」(現代) 仮処分が出た場合は、関電側が不服申し立てをした上で仮処分を覆すか、本訴の提起が必要となるから、どちらにしても再稼働はずれ込むことが確実になったのである。 今回仮処分が出たことで、あちこちの裁判所で仮処分申請を起こすことができるようになった。 これに続いて4月22日に川内原発の仮処分申請に対する決定が出るが、これが同じように認められれば、「安倍政権にとってはメガトン級の打撃」(朝日)になることは間違いないが、樋口氏のケースのように、画期的な判決を出せば待っているのは「左遷」かもしれないと思えば、判決は予断を許さないだろう。 しかも「仮処分の後の本訴で原告側が敗訴した場合、電力会社から再稼働できなかったことによる損害賠償を求められる恐れもあり、川内原発差し止めの仮処分申請では1月に原告住民の一部が申し立てを取り下げている。仮に電力会社にこうした手段に出られたら、原告住民側には大きな痛手になるだろう」(朝日)。権力とピッタリの電力会社ならやりそうなことだ。 そんなことに怯むな。もしそうなれば日本中の反原発、脱原発の人間が金を持ち寄って助けに行く。最高裁には無理だろうが、高裁あたりには人間の心を持った裁判官がいるはずである。この歴史的な判決を無駄にしないようにしたいものだ。 今週の堂々第1位。いま飲み屋などでは、寄ると触るとこの人のうわさで持ち切りである。 フィリピンで少女とのわいせつな写真を撮影したとして、4月8日、横浜市立中学の元校長、高島雄平容疑者(64)が児童買春ポルノ禁止法違反(製造)で神奈川県警に逮捕された。約27年にわたり少女たちに淫らな行為を繰り返していたというニュースは、県教育界だけではなく日本中を驚かせた。 文春によれば、県警が昨年2月に自宅を家宅捜索したところ、書斎から約400冊のアルバムと、延べ1万2,660人の少女や成人女性の裸や局部のクローズアップ写真が見つかったというから驚く。 きっかけは1988年から3年間、教員としてフィリピンに派遣されていたときに現地で買春を覚え、帰国後も夏休みや冬休みを利用して65回も渡航していたそうだ。 世界有数の歓楽街として知られるマニラ市内エルミタ地区で観光客を相手に女性を斡旋するジーン・デルガド(43)はこう語る。 「異常に性欲が強いのです。一日に十回することなどざらで、滞在中は毎日時間を決めてセックスしていました。私に与えられた役割は午後一時までに彼のホテルに女性を連れて行き、次々に部屋に送り込むことでした。午後三時までに何人かとセックスすると、『ブレイクタイムだ』と一旦休憩をとり、その後また数人とセックスするというパターンで、規則正しく、まるで義務のように午後五時まではセックスを続けるのです」 さらに続ける。 「私は、一九九七年頃に売春婦としてタカシマと知り合い、その後数年にわたり彼と関係を持ちました。売春婦の仕事が続けられなくなった二〇〇三年頃にポン引きに転じ、昨年一月までの十数年間で数百人以上の女性を彼に斡旋しました」 だが、高島に未成年の少女を斡旋していたのは、地方に住む少女を専門に扱うポン引きだったという。そのため高島は、何度も金品を脅し取られたことがあるそうだ。 文春によれば、フィリピンでは「性獣」と化す高島だが、日本では教育者としての顔を持ち、75年に横浜市教育委員会に採用され、フィリピンから帰国後は市内の中学校で教諭、副校長などを歴任して08年には校長に就任しているのである。元僚がこう話す。 「公務員は勤務地を離れる場合、特に海外の場合は、年休中でも、渡航日程や目的などを届けなければならない。高島先生は『マングローブを植林するボランティア活動をやっているんだ』と言っていた」 とんだボランティア活動だが、新潮で高島の相手をした娼婦Aが、「封筒の中には、おそらく100万円か、分厚い札束が入っていた」といっているから、毎回相当な金額を持って行ったようだ。 部屋にはキャノンかニコンのカメラが三脚の上にあり、それで女性の恥ずかしい写真を撮りまくったが、セックスは淡泊で、ほとんど射精することはなかったという。 一日十数人を相手にするわけだから、毎回気を入れていたら、確かに体が持たない。 近所の住人は新潮で、 「高島さんは非常に温厚な雰囲気で、気軽に挨拶をしてくるような方でした。いいお父さんという感じですね」 と語っている。妻、息子が2人に娘が1人。教え子たちからの評判も上々だったようだ。高島は警察の取り調べでこう供述していると新潮が書いている。 「仕事のプレッシャーが強ければ強いほど、倫理観のたがを外すことで解放感を味わえた」 学校では気さくな教師、家ではいい父親を演じ、フィリピンでは倫理観をうち捨て性の獣と化した男の生き方は、私には「バカなヤツだ」とひと言では片付けられない、こんなことにしか自分の人生を燃やせなかった、この世代の持つ悲しさが感じられるのだ。だが、こんなことを書くと多くの女性から非難の礫が飛んでくるだろうな。週刊新潮」4/23号中吊広告より
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貴乃花親方後援会パーティーで、怪しい水を宣伝!?「今度はマルチ商法か」
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