Quantcast
Channel: 日刊サイゾー
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2953

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」

$
0
0
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像1
Mr.トイレット、そしてうんこ
 地味に20回目を迎える今回は、水原(スウォン)市に位置する有名スポット「トイレ文化展示館 解憂斎(ヘウジェ)」を訪れた。市街地から外れた森の中、洋式便器の形をした2階建ての建物が、メルヘンのように登場する。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像2
うんこに国境はない
 ここは、「世界トイレ協会」なるものを設立し、世界のメディアから「Mr.トイレット」と呼ばれるまでに至る沈載徳(シム・ジェドク)さんが、2007年に自宅を改築した建物だ。Mr.は09年に亡くなってしまうが、建物は彼の遺志により市に寄贈され、翌年には「トイレ文化展示館」として一般開放されることになる。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像3
いい表情の野グソ少年がお出迎え
 館内は、トイレやうんこにまつわる真面目なパネル展示が並ぶ。見どころは、Mr.が実際に使っていたトイレであろう。大きなフロアのど真ん中にトイレットルームが鎮座し、壁には大きなガラスがあしらわれ、外から丸見えとなっている。  このドへんた……いや、排泄というアンダーグラウンドカルチャーを世に開放する、Mr.の哲学がここにある。なお、ボタンを押せばガラスを不透明にできる仕掛けも。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像4
便器前の等身大パネルが、Mr.の放尿シーンを連想させる
 トイレやうんこにまつわるスポットと聞いて、B級テイストのものを期待してしまったが、実際にはキッズ向けのお勉強スポットという様子だ。家族連れが多く、和気あいあいと展示物を楽しんでいる。  お次は、展示館の横に12年に完成した「トイレ文化公園」へと向かった。パンフレットを見ると「東西トイレ史の変遷が一目でわかる」とあるが、果たしてどうだろう。  小さな庭園には、トイレやうんこのオブジェ、さまざまなスタイルで排泄を試みる人々の像が並んでいた。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像5
よっしゃー!
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像6
わーい
 なんか細部が必要以上にリアルなんですけど、これ大丈夫なの?  匂ってきそうなほどリアルなうんこオブジェから、ファンシーすぎて腰が砕ける石像、うんちのゆるキャラまで、排泄物及び排泄行為のオンパレードだ。  訪れた子どもたちは楽しそうにはしゃいでいるが、よくよく考えるとちょっとまずいのではと心配になる、奇妙なこだわりのつまった展示物の数々に、正直「東西トイレ史の変遷」どころではなくなってしまった私がいた。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像7
子どもの肛門から、まっすぐなボルトがにょきりと
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像8
考える人は洋式トイレで……って、あなたはなぜうんこ色なのか?
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像9
突然現れたリス、かわいいなあとよく見たら、性器の描写がすごい
 最後に、15年に追加された展示施設「ヘウジェ文化センター」もチェック。こちらは「子ども体験館」や「糞図書館(日本語パンフ原文ママ)」もあり、キッズ向けのお勉強色をさらに強めている。
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像10
肛門からぼろぼろ出てきたボールを、再び口の中に押し込むという謎のプレイに熱中する少年。「触ってみよう!」と書かれた、感触をも再現したのであろうリアルなうんこ模型もあった。
 子どもたちの未知の扉を開いてしまうのではと思わせる、ストレンジな何かがつまったテーマパーク。ここが奇異に思えるのは、私たちが大人になってしまったから?  帰りのバスを待ちながら、しばらく本気でうんこのことを考えた。 (取材・文=清水2000) ●トイレ文化展示館 解憂斎 住所 水原市長安区長安路458番キル9 営業時間 10:00~18:00(11~2月は10:00~17:00) 休館日 月曜 サイト http://www.haewoojae.com/

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2953

Trending Articles