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天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは

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「週刊文春」(8/11・18号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「『お気持ち』表明へ 天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」(「週刊文春」8/11・18号) 第2位 「小倉優子夫と後輩アイドルの『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」8/11・18号) 第3位 「自宅『新聞代』まで政治資金に付け回している『丸川珠代』トホホ」(「週刊新潮」8/11・18号) 第4位 「小池百合子VS.都議会のドン」(「週刊文春」8/11・18号) 第5位 「ローラ 三代目JSB登坂広臣 愛はこの言葉から始まった!」(「女性セブン」8/18・25号) 第6位 「美人マネージャーと夫が手をつなぐ『松任谷由実』のルージュの伝言」(「週刊新潮」8/11・18号) 第7位 「死亡19名の実名を隠した神奈川県警の『危険思想』」(「週刊新潮」8/11・18号) 第8位 「『第2のちあきなおみ』という『河合奈保子』が休業20年で売れている」(「週刊新潮」8/11・18号) 第9位 「知らなかった 言えなかった わからなかった 退職金 業界別 企業別ランキング」(「週刊ポスト」8/19・26号) 第10位 「小泉純一郎『日本人よ、目を覚ませ!』」(「週刊現代」8/20・27号) 第11位 「そんなにいいのか?『ファーストクラス』の真実」(「週刊現代」8/20・27号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ!  今週は現代、ポストともに合併号である。朝刊の両誌の新聞広告を見たが、正直、現代を買うのはよそうと思った。  いつまで続く泥濘ぞではないが、今週も100人の医者に聞きましたと、手を変え品を変えてはいるが、同じような内容の特集が延々と続いている。  以前にも書いたが、これでは「壮快」や「安心」と同じ健康雑誌ではないか。高齢の読者が多いから関心が健康や、ポストのように苦しくない死に方やお墓のことにあるのはわかる。  他誌も同じような企画をはじめているから部数的にはいいのであろう。  だが、こうした健康雑誌まがいのことばかりやっていて、本来週刊誌がやらなければいけないことを忘れてはいないか。  週刊誌のやるべきことは、大メディアがやれない、今のような“危ない”時代や安倍独裁政権への警鐘や批判だけだとはいわない。  週刊誌ならでの事件取材や遊び情報、各界の若い人材の発掘など、テーマはまだまだあるはずである。  このままいくと以前からの読者が離れ、競合するのは一般週刊誌ではなく健康雑誌になる。それでもいいのか?  私は仕方なく今週も両誌を買ったが、現代は450円だが、ポストは480円だ。おつりを確かめて、思わず落涙しそうになった。  これだったら好きな文庫本を一冊買ったほうがいい。フロイトの『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』(中山元翻訳・光文社古典新訳文庫)が637円だぞ。  合併号の間、週刊誌の諸君は価格も含めて考え直したほうがいい。このままでは生き残れるはずがない。  以前から言っているように、価格を下げることは今考えられる一番簡単で効果のある“最善手”だと思う。  現代で読んだものは、この2本。まずは、私もほとんど縁がなかった飛行機の「ファーストクラス」という謎に挑んだ記事。  JAL(日本航空)の元CAとしてファーストクラスでの接客を数多く経験してきた毛利仁美氏がこう話す。 「まず、多くの航空会社ではファーストクラスのお客様の送迎サービスがあります。ご自宅や滞在先から空港まで、専用の運転手付きリムジンがお送りしています。また、一般的にはあまり知られていませんが、空港にはファーストクラスを担当する専任の『コンシェルジュ』がいて、到着されたお客様をお迎えしています。コンシェルジュがまずお客様をお連れするのは、一般の方は手続きできない専用のチェックインカウンター。朝や深夜といった、手続きが特に混雑する時間帯でもお客様が行列に並ぶことがないよう、その後の荷物検査や出国審査も専用のゲートで受けていただきます」  出発前からエコノミーとは違うのだ。  成田空港にあるJALのファーストクラスラウンジはこうだと、JAL職員がそのサービスの全貌を明かしている。 「ラウンジではまず、高級レストランクラスの飲食がすべて無料で楽しめます。お酒も英国王室御用達のシャンパンや、日本酒の純米大吟醸などが飲み放題。食事の『目玉』は握り寿司で、こちらは、寿司職人がお客様の目の前で握る『寿司バー』スタイル。特に海外のお客様に大人気です」  食事だけではない。 「専用ラウンジには、まるで高級スパのようなシャワールームが完備され、足ツボや全身マッサージのリラクゼーションサービスも受けることができる。10時間を超える国際線の長距離フライトの前にはうってつけだ。さらに、英国の高級紳士靴メーカー『ジョンロブ』による伝統の靴磨きサービスを無償で受けられる」(現代)  機内では希望する雑誌はほとんど読めるそうだが、「残念ながら、週刊誌の中にはご用意していないものもあります」とか。たぶん週刊現代と週刊ポストであろう。  外国便はゴージャスなところが多いというが、シンガポール航空の「スイートクラス」には、ダブルベットの特別個室があるそうだ。  恋人と“着くまでSEX”もできるわけだ。  ファーストクラスの客は降りてからも違う。お客が通るのは専用のゲート。他の乗客よりも早く入国することができる。入国審査を終えて空港を出ると、専用のハイヤーがやってきて、自宅や目的地まで送迎してくれる。 「中にはヘリコプターで成田空港から赤坂まで送ってくれるサービスもある」(会社役員)そうだ。  庶民が気になるのは、その値段だ。東京からニューヨークの直行便は往復で約200万円。観光客に人気のあるパリへの直行便は約260万円。オリンピックが開催されているリオへの往復は約180万円。  パリはテロ警戒中で観光客が減っているから、先日見た旅行会社の広告には7泊、パリ往復で20万円台というのがあった。エコノミー症候群になってもそっちで行こう。  やはり現代で、小泉純一郎元総理がお得意の「反原発」について饒舌を振るっている。  小泉元総理は自らが発起人となって、先月設立した「トモダチ作戦被害者支援基金」への寄付を、誌面を通じて訴えたいという。  日本ではあまり知られていないが、トモダチ作戦で3・11の被災地支援に参加した米兵のうち約400人が、その後被曝によると思われる健康被害で除隊を強いられ、7名が白血病などで亡くなっているという。  小泉元総理はこう話す。 「日本のために全力を尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない。政府が動かないのなら、われわれがやる。(中略)7月5日には基金創設の記者会見を開き、東京新聞に一面広告も出しました。1ヵ月足らずで、もう3000万円を超える額が集まっています。募集期限は来年の3月31日ですが、少なくとも1億円は集めたいね。原発事故当時は海に向かって風が吹くことが多かったから、放射性のプルーム(雲)が、停泊していた空母を直撃した。しかも空母では海水を濾過し、真水にして使うそうですが、放射性物質までは取り除けない。シャワーや料理に使う水もすべて汚染されていたから、兵士たちは原発事故の最前線で、内部被曝と外部被曝のダブルパンチを受けたのです。彼らは帰国後、鼻血が出たり、下血したり、腫瘍ができたり、原因不明の体調不良に襲われた。ところが、海軍病院の医者に診てもらっても『放射能が原因とは言い切れない』と因果関係を認めてもらえませんでした。(中略)東電は『原発事故と体調不良に因果関係があるとは断定できない』と賠償を拒否しています。アメリカの裁判は日本と違って、原告も被告も徹底的に情報開示をしないといけませんから、『トモダチ作戦』に加わった兵士の本当の被曝線量など、表に出したくない情報が出てきてしまう。それだけは何としても避けたいのでしょう。日本政府も沈黙しています。実は訪米前に、外務省の北米局長に会ってこの話をしたのですが、『政府として法的には何もできない』と言っていました。基金を設立した時も一悶着ありました。信頼できる知人に『発起人になってくれないか』と頼んで回ったんですが、なかなか受けてくれない。ある財界人は『私の一存では決められない。会社に相談してみる』と持ち帰ってくれたけど、結局NG。だから、もう少数精鋭でやろうと思ったんです。新聞広告も、東京新聞だけでなく読売新聞にも申請していたんです。ところが読売は『裁判で係争中の事案は掲載できない』と断ってきた。理解できませんよ。だって、現に健康被害を受けている人、病に苦しんでいる人がいるわけだから。裁判でどっちが勝とうが負けようが、困っている人を助けなければいけないことに変わりはないでしょう」  安倍政権と原発を擁護している読売新聞のホンネが出たということである。困った新聞だ。  イチローがようやく3,000本安打を達成した。快挙ではあるが、ここまで来るまでにはわれわれが想像もできない練習と多くの悲嘆があったはずである。  8月8日付の朝日新聞で村上尚史記者がこう書いている。 「言い訳が許されない勝負の世界。そこ『天才打者』として生きる男は、失敗から目を背けないことで前に進んできた。『プロの世界でやっていて記憶に残るのは、うまくいかなかったこと。その記憶が強く残るから、ストレスを抱える。その中で瞬間的に喜びが訪れる。それがプロのだいご味』。愚痴はこぼさず、日々の練習を怠らない。『しんどいと思うことはあるが、そこが頑張りどころ』」  凡人と違うところは、失敗から目を背けず、めげないことである。今からでも学びたいものだ。  ポストの「退職金業界別企業別ランキング」を見てみよう。  電通(部長クラス、58歳)の退職金は約4,100万円。ANA(勤続38年)は約3,800万円。東芝(早期退職者、50歳)は約3,500万円。三井物産(部長クラス、定年退職)約3,000万円。  トヨタ自動車(次長クラス、定年退職)は約3,000万円。東急百貨店(60歳、モデルケース)は約2,852万円。三菱自動車(60歳、モデルケース)は約2,800万円。日産自動車(主査クラス、57歳)は約2,500万円。住友商事(定年退職)は約2,000万円。リクルート(早期退職、40歳)約1,800万円。  正直、電通を除いて意外に少ないという印象だ。2,000万円で、もし蓄えがなければ、定年から20年暮らすのはかなり大変だろう。  他人事ではないが、私も退職後に気がついたのだ。  次に上場企業の年収2016年版ランキングを見てみよう。  1位はM&Aキャピタルパートナーズ(サービス業)で2015年度は2,253万円。GCAサヴィアン(サービス業)は2,154万円。  3位はキーエンス(電気機器)で1,777万円。4位は日本商業開発(不動産業)で1,741万円。5位はファナック(電気機器)で1,571万円。6位は野村ホールディングス(証券)で1,516万円。7位は朝日放送(情報通信業)で1,498万円。  8位はTBSホールディングス(情報通信業)で1,491万円。9位はゼビオホールディングス(小売業)で1,451万円。10位は三菱商事(卸売業)で1,446万円。  上位の常連だったフジ・メディア・ホールディングスは76万円も落ち、1位から12位へと転落している。  上位2社はあまり知名度はないが、ともにサービス業というのがおもしろい。  このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。  彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。  だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。  彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。 「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」  彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。  さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。  新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。 「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者)  だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。 「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」  障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。 「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」  ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、 「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」  神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。  確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。  新潮は大物歌手・ユーミンこと松任谷由美(62)の夫、正隆氏(64)に“浮気疑惑”があると報じている。  グラビアページには7月上旬、東京・用賀の歩道を2人が手をつないで歩く後ろ姿が載っているが、たしかに「いい雰囲気」である。  この女性、正隆氏の女性マネジャーで31歳。マネジャーなら親しくしていてもおかしくないはずだが、彼女が半歩前を歩いたり、人影がまばらになると寄り添うというのだから、ワケアリと思われるのは致し方なかろう。  新潮が件の女性を直撃する。2人はどういう関係ですか? 当然、アーティストとマネジャーだと答える。  手をつないだことは? ないですと否定するのを待って写真を見せる。動揺した彼女が事務所に一旦戻り、10分後に再び戻ってくると、こう話す。 「さっきはつないでいないと言っちゃったんですけど、実はその時、私、社内で辞める辞めないって揉めてまして、気持ちがかなりナーバスになっていまして。それを松任谷が察して、手を、握ってくれたと」  松任谷氏は「手をつないだのは、彼女に辞められたくないからです。すごく大切な存在なので」と答えている。  新潮は、ユーミンに御注進に行く。そして「ご主人がマネジャーさんと手をつないでいらっしゃったのはご存知ですか?」とインターホン越しに問いかけると、「はい」と答え、「どうお考えですか?」と重ねて問うと、「問題外です」と天晴れな答えが返ってきた。  この原稿が終わったら、夫の浮気に怒った妻の家出を歌った「ルージュの伝言」を聞いてみよう。  このところ「女性セブン」(小学館)の頑張りが目立つが、今週もモデルでタレントのローラ(26)が三代目 J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣(29)が住むマンションに「通い愛」しているところをキャッチしている。 「友人女性とファッション談議に花を咲かせていたローラが店を出たのは22時前。1人で迎えの車に乗り込むと、都内の高級マンションの一室に向かった。そこは彼女の自宅ではない。つい2時間前、都内のライブ会場でパフォーマンスを披露していた登坂の部屋だった」(ポストセブン8月4日より)  2人が出会ったのは4年前のある番組。出会った当時、すでに人気者だったローラに比べて登坂はブレーク直前で、その後は会釈するだけの関係だったという。 「一方で、アーティストとしてどんどん人気が出ていく登坂さんのことを、ローラさんは素直に“すごいなあ“と言っていました。登坂さん、デビュー直後にストレスから血尿が出たり、うまく歌えない自分が嫌で辞めたいと何度も思ったそうです。でも、歯を食いしばって耐えた。キレイな顔に似合わず、根性の人なんですよ。ローラさんは『三代目JSB』のリーダー・NAOTOさん(32)と親交があって、登坂さんがすごく努力している様子なんかを聞いていたそうです」(同)  冒頭のほかにも、ローラはこの1カ月で何度も登坂のマンションを訪れているそうだ。翌朝、迎えの車でローラが自宅マンションに帰ることもあったという。  恋するローラは、ますますきれいになっていくんだろうな。登坂、このやろう!  さて、ろくな政策論議もなく低調だった都知事選がようやく終わった。たぶん、頼りない男より女のほうがちったぁマシだという程度の軽いノリで、多くの有権者が投票したのであろう、小池百合子氏が圧勝し初の女性都知事になった。  こうなったら小池人気を煽って視聴率や部数を稼ごうと、都議会のドンといわれる内田茂都議(77)と大立ち回りを演じさせるべく、メディアはあの手この手を繰り出しヒートアップさせている。  文春では、若狭議員が元東京地検特捜部副部長だった経験を生かして「五輪利権」に切り込むと明言している。 「五輪予算は説明なしにうなぎ上りに増えている。私の経験では、利権が水面下で動いていることはあり得る。(内田都議が役員を務める電気工事会社・東光の=筆者注)入札の話など、刑事レベルにまで高めていって白日の下に晒したい。今後は東京で行われた入札情報を入手できるようになるのだから、不当な利益を得ている人がいるという事実を明らかにして、特捜部を動かしたい」  内田都議にとって厄介な助っ人が、小池陣営についたものである。  こうした週刊誌報道を読む限り、小池都知事の“敵”はもはや「張り子の虎」ではないかと思う。  なぜなら、ドンといわれる人間はこれまでも多くいたが、ロッキード事件のときの児玉誉士夫を見てもわかるように、その存在が明るみに出て表舞台に引きずり出されれば神通力を失う。  メディアによって内田都議は最凶のヒールになってしまった。彼が小池イジメをはじめれば、都民やメディアの多くを敵に回すことになる。  内田都議は当面、小池都知事と“和睦”するしかないはずである。小池都知事は週刊誌に感謝すべきであろう。  と思っていたら、小池百合子新都知事が標的にした連中は早々と白旗を掲げてしまった。自民党東京都連が8月4日に開いた幹部会で、石原伸晃会長や内田茂幹事長ら執行部5人が辞意を表明したのである。  森喜朗元首相も小池氏に電話をかけたそうだから、第1ラウンドは小池氏の圧勝。だが、このタヌキ連中が黙って彼女に服従するとは思えないから、第2ラウンドは打撃戦必至か。  東京五輪担当相に丸川珠代氏が据えられ、小池氏との女のバトルも見物だが、新潮で舛添並のセコさが報じられ、こちらも前途多難である。  新潮によれば、丸川議員は2つの政治団体の代表を務めている。そのうち奇っ怪なのは政党支部である「自由民主党東京都参議院選挙区第4支部」(主たる事務所=新宿区四谷)だという。  第4支部の政治資金収支報告書(平成24~26年)に添付された領収書を新潮が取り寄せると、ある新聞代金に目が行ったそうだ。 「第4支部では、平成25年1月から26年11月まで日経新聞を購読し、毎月約4300円以上を支払っている。ところが、この領収書に記された販売店は、港区麻布十番。事務所のある新宿区四谷からは程遠い」(新潮)  販売店に聞いてみると「うちの配達範囲はこの近辺に限られる。特別に四谷に配ることはありえません」と答えている。  報告書に記された届け先は港区白金のマンションの1室。丸川氏の自宅と一致するのだ。つまり、彼女は自宅購読の日経を政治資金で賄っているというわけなのである。  また、四谷の事務所も怪しいという。 「請求書に毎月記載されている上下水道の使用量は3年間ずっと0立方メートル。基本料金しか支払っておらず、電気代も最安で1,672円、最高でも3,017円に留まる。(中略)確かに、現在のこの事務所を訪れてみると、表札もインターホンも設置がない『幽霊部屋』。にもかかわらず、この第4支部からは毎年、電話代やタクシー代、パスモチャージ代など、1,000万円以上の金が支出されているのである」(同)  このやり口は、過去に蓮舫議員はじめ何人もの政治家が批判されてきたものである。「それを未だ行うとは、ずいぶん脇が甘いですよね」(政治部デスク)。  これじゃ私の相手にならないと、小池知事は嘯いているかもしれない。  小倉優子(32)というママタレがいる。こりん星から来た不思議ちゃん系ロリータアイドルだったという。亭主は菊池勲(45)というカリスマ美容師。  2人は11年に結婚して、翌年長男が生まれ、今は第2子がお腹にいるそうだ。そんな最中に亭主が「ゲス不倫」していたと文春が報じている。  しかも、相手は妻と同じ事務所に所属する女の子だというのだ。「不倫は文化だ」と言っている石田純一もさすがに「妻の妊娠中はまずいでしょ」。お相手は癒やし系グループ「ユルリラポ」の馬乗りならぬ馬越幸子という25歳のスレンダーな女性。  2人が出会ったのは今年3月末。場所は都内のバー。 「彼はガールズバーにも行きますよ。ゆうこりんの目を盗んではちょくちょく遊んでいる。ただ水商売系より素人の女の子が好きなんだそうです」(菊池氏の友人)  記事中には密会の写真が掲載されている。「7月7日、馬越の自宅から出てきた菊池氏」「自宅に戻る馬越」「7月28日は2人で一緒に出てきた」。馬越の長い脚がなかなかいい。  7月28日、馬越と一緒にマンションを出て、一人で駐車場方向へ歩き出した菊池氏を文春が直撃。  直裁に「不倫関係では?」と突っ込むと、「してないしてない、してないっす。正直全然です」。  部屋の中で6時間も何をしていたのか? 「いや、普通に喋って。あとネットフリックス観ながら話して。例えば(妻と)喧嘩しちゃったりとかいう相談や愚痴を言える友達の一人ではある。うちの(妻)ともタイプが違う感じで」  ちょっと時間つぶしに来ただけといい、 「もちろん帰って(小倉に)言いますけど。『文春さんが来て』ってのはもちろん。怒られる覚悟ではいますけど」  だがその日は小倉にいい出せず、30日に小倉のマネジャーと3人でいるときに切り出したという。 「“ゲス不倫”の概要を説明すると大粒の涙を流し、声を荒げたという。そして夫の携帯を掴み、部屋の壁に投げつけた。『今は一人にさせて』」(文春)  小倉は夫をホメながら操縦する「プロ妻」だそうだから、自分のブログでこう書いている。 「この話を聞いて、凄くショックでしたし、主人に腹立たしい気持ちでいっぱいでした」としながらも、「今後のことは、大切な子供達の事を第一にゆっくり考えていきたいと思います」とし、「ただ主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います」と大人の解決を選択したようだ。  一方、馬越のほうはプロダクションから契約を解除されてしまったという。やはり妻は強しである。  さて、天皇が今日(8日)「お気持ち」を述べたが、天皇の生前退位に対して保守派、中でも「日本会議」が猛反発していると文春が報じている。 「本当に、宮内庁は生前退位のスキームが整うと考えているのでしょうか。生前退位を実現するには、何はさておき皇室典範の改正などが必要。保守層の猛反発はすでに始まっています。陛下が法改正を伴う皇室制度の変更について『お気持ち』を述べられることを、『政治的なモメンタムを促すのはいかがなものか』と指摘している保守論客は多い。ハレーションは避けられないでしょう」(ベテラン宮内庁担当記者)  保守メディア上では「皇室典範の改正を断固阻止せよ」という主張も始まっているようだ。その中心的存在は「日本会議」の関係者たちであるという。会員数は3万8,000人といわれる。 「我々は、男系男子の天皇を支持し、女系天皇・女性宮家創設には反対です。昭和二十二年に旧典範が現行典範に改められはしたが、万世一系の男系男子による皇位継承についてはしっかりと維持されてきたのです」(日本会議の関係者)  日本会議の中枢の1人で憲法学者の百地章・日本大学教授は、もし生前退位の「お気持ち」が表明されるとすれば、憲法に抵触する恐れがあると指摘するのだ。 「本来、天皇陛下の内々のご意見が外部に漏れたこと自体が問題ですが、仮に陛下のご意向によって、法改正に着手せねばならないとすれば、これは立憲君主制の否定です。日本国憲法第四条では〈(天皇は)国政に関する機能を有しない〉とされています。陛下のご意向は忖度すべきですが、国会や内閣が法的に拘束されることがあってはなりません。ましてや陛下に直接『お気持ち』を語っていただくなど、宮内庁の責任逃れだと言える」  百地氏は、典範改正ではなく摂政を置くことで事態の打開を図るべきだという。  また日本会議で政策委員会代表を務める大原康男・國學院大学名誉教授は、「仰ぎ見る存在としての天皇こそ、有難いのだ」と説いているそうだ。  この辺で日本会議側の見解を紹介するのはやめて、千代田関係者の考えを紹介しよう。 「国事行為の代行者たる摂政ではなく、行為をお譲りすることが、五十六歳を迎えた皇太子さまのご自覚を促すのに必要でした。また皇太子ご夫妻が両陛下となられ、万が一雅子さまが十分にお務めを果たせないような事態が起きれば、さらに次代の秋篠宮さまに繋ぐことができる制度設計を、陛下は熟慮の末に思い描かれたのだと思います」  メディアの調査では、国民の8割は天皇の生前退位を支持しているという。ということは、天皇に生前退位をさせてあげようというのは国民の総意である。  国民の一人として、保守層の外圧などは気にせず、天皇の「お気持ち」を尊重してあげたいと思う。  8日午後、天皇は10分間のビデオメッセージが流されたが、そこでいわんとしたことは、「日本国憲法を遵守する」「国事行為は縮小してはいけない」。したがって、それができなくなれば生前退位して皇太子に譲りたい。「生前退位しても摂政は置かない」。最後にこうしたことが国民の理解を得られることを願っていると述べた。  政府は天皇の意思を尊重し、すみやかに対応すべきだろう。 【巻末付録】  今週のポストはなぜ現代より30円高いのか? DVDの付録がついているのだ。「昭和から平成へ『伝説のAVヒロイン』10人の美女が甦った」。星野ひかる、長瀬愛、憂木瞳、朝岡実嶺、白石ひとみ、林由美香、冴島奈緒、後藤えり子、長谷川瞳、村上麗奈などのAV嬢が出ているDVDである。  グラビアはお懐かしい「謎の美女YURI再会」。YURIも何か年を召された感じがする。「妻の名は塔子 私の知らない女」。後半は「世界が誇るニッポンの美熟女・北条麻妃美ボディ101ポーズ」とあり「後ろから前から上から下から北条さん」。いくつだが知らないが少し垂れ気味のお尻がいいね。  現代の巻頭グラビアは「NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』次女役で人気急上昇の 相楽樹」のセクシー。  後半は「元日本テレビ人気No.1アナウンサー脊山麻理子」、たしかに36歳には見えない若々しさ。なかなかセクシーだ。  袋とじは「淑女の皆さん、気をつけて『超高感度』防犯カメラであなたはこんなに見られている!」。なるほどこんなに暗くても草むらの中でも、バッチリ見えてしまうのか。防犯カメラをチェックするお巡りさんたちはさぞかしニヤニヤしていることだろうな。  お次は「あの有名進学校の元物理の先生が大胆ヘアヌード 小川桃果さん・26歳」。こんな物理のセンセイがいたらもっとできるようになっただろうと、当たり前の感想。  袋とじは「すべて新撮、撮り下ろし 壇蜜 究極のヌード独占公開」。もう見飽きた感は否めないな。  記事は、ポスト恒例の「死ぬまでSEX」は、「真夏の死ぬまでSEX特別編 美熟女サミットin神保町開催」。よくもまぁこんなに集めたものだ。年増オンナたちによるワイ談特集である。  現代の「シリーズあの素晴らしいSEXをもう一度 夏休み合併特大号スペシャル」で、「あなたの暮らしに役立つちょっとしたSEXの知恵」。見出しを紹介しよう。「主婦たちがこっそり読んだ『女性器特集』あー、こんな感じなのね」「いつもと違うことする、すごく気持ちいい」「オーラルセックスには『コツ』があります」  今週はポストに軍配を上げたいが、30円高いのがマイナスで引き分け! (文=元木昌彦)

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