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中国光大銀行上海支店前でのグラビア撮影。ネットアイドルの沈夢瑤は、一部で「金融界一の女神」と称されている
経済成長の鈍化により、苦境に陥っている金融機関も多い中国で、ある銀行が大胆なPR戦略に打って出た。
モデルコンテストでの優勝経験もある沈夢瑤(シェン・モンヤオ)というネットアイドルが、中国光大銀行上海支店前でグラビア撮影を敢行。ぱつんぱつんのショートパンツをはき、下尻をはみ出させたり、キャッシュカードを口にくわえ、恥ずかしそうにM字開脚をしたりしている写真が、ネット上で拡散した。
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M字開脚は、なかなかのもの
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小道具にクレジットカードとは、ただのグラビア撮影とは思えない
お堅い銀行のイメージを覆すセクシーなPRは大いに話題となったが、銀行側は「勝手に撮影されただけで無関係」との声明を発表。しかし、それを信じる者は誰もいない。沈は、過去にも同行のPR活動に参加しているからだ。
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上海市内のショッピングモールで展開した、中国光大銀行のプロモーション広告
「金投信用卡」(7月24日付)によると、数日前、上海市内のショッピングモールで、あるネットアイドルがショッピングを楽しむ様子をネット上でストリーミング配信した。その女性は、ファンに対し「明日はみんなと会える日だから、ちゃんと準備しなくちゃ。明日のデートに着ていくカワイイ服を選ぶね」と呼びかけると、ファンの意見を聞き入れながら買う服を決めた。支払いを済ませようとおもむろにクレジットカードを取り出すと、そこには中国光大銀行のロゴが。つまり、これは同行がクレジットカードの利用を促すためのプロモーション活動だったのだ。そして、その女性こそが、沈だった。彼女は、同行のイメージキャラクーなのである。これでは同行がどんな釈明をしようと、信じてもらえないのも無理はない。今では、同行による自作自演というのが一致した見方となっている。
先日、フォーシーズンズホテル上海でのハメ撮り動画が流出した際には(
参照記事)、主役の女が在籍する証券会社、それにプレイの際に使用された家具のメーカーの株価が上がったが、中国光大銀行の株価も、一連の報道が出た先月22日頃から上昇を続けている。中国では、エロを利用した炎上商法が効果的ということだろうか? さらに過激な“プロモーション”を期待したい。
(文=中山介石)